日本ユニフォームセンター(NUC)が実施した「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うユニフォームに関するアンケート調査」では、日本選手団のユニフォームに求める要素として、「日本の伝統を生かした民族的要素」という意見が多く挙がったようです。
選手団だけでなく、ボランティアや案内サービスのユニフォームも含め、全体的に日本らしいデザインが求められている傾向があるようです。やはり、日本で開催するオリンピックなので、訪日外国人に日本らしさを伝えたい・感じてもらいたいという気運が高まっているのでしょう。飲食店やおみやげ店、宿泊施設などでは、東京オリンピックに向けて、日本らしさを意識したユニフォームを取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
評判がイマイチの東京五輪「おもてなしユニフォーム」
「日本らしさって何だろう?」と聞かれたとき、今は「おもてなし」と答える人が多いのではないでしょうか。企業が、自社のユニフォームで重視する要素としてもおもてなしが挙がっており、おもてなしを意識した和風制服・ユニフォームはちょっとしたトレンドになっています。その一方で、評判がイマイチな「おもてなしユニフォーム」もあるようです。
出典:「街なか観光案内」を新宿・上野にて開始|東京都
https://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/05/20p5t400.htm
「おもてなし東京(東京都観光ボランティア)」のユニフォームは、評判がイマイチで、ネット上でも「ダサい」「残念すぎる」「なんでこうなった?」「なんか昭和臭い」といった意見が目立っています。
そもそも、「おもてなし東京」とは、東京五輪で外国人観光客を案内するボランティアチームのこと。オリンピックに先立ち2015年6月より、街なかで外国人旅行者に声を掛け、外国語で観光案内などを行う「街なか観光案内」を実施しています。
制服は左のイラストのとおり。青いベストと水色と白のストライプのネクタイを着用しているように見えますが、実はこれ、白地のポロシャツに施されたプリントです。
日本らしさをうまく表現したヒカリエの受付制服
最後に、「日本らしさ」をうまく表現した制服・ユニフォーム事例をご紹介しましょう。それが、渋谷ヒカリエ11階・オフィス受付スタッフの制服。2014年5月から、ファッションブランド「ATSUSHI NAKASHIMA」が手がけたものに変わっています。
「ATSUSHI NAKASHIMA」のデザイナー、中島篤さんは以下のようにコメントしています。
「テーマは”Harmonization”(調和)。直線的な着物の帯の要素を洋服と融合させ、生地には金ラメを使用。日本らしい和の要素を取り入れるとともに、渋谷ヒカリエの”光”を表現。歴史や文化から生まれた伝統美を、理想的なデザインで完成させた。」
金のラメ糸が織り込まれたネイビーの地とグリーンの地の直線的な切り替えが特徴的で、着る人をより魅力的に見せてくれます。受付に訪れるお客様にはヒカリエの洗練された印象を与え、海外の方から見ても「日本らしさ」を感じられるユニフォームだと言えるのではないでしょうか。
スタッフユニフォーム 和風
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