今回は、著名なデザイナーが手がけた制服ユニフォームをピックアップしてみました。制服をつくるのに著名なデザイナーに発注する企業はごくわずかですが、制服・ユニフォームを選ぶ際に参考にできるポイントが多々あるかと思います。実際に店舗・施設に訪れて、チェックしてみるのもいいかもしれませんね。
店舗制服 事例:ドトールコーヒー
ドトールコーヒーが、2012年4月にリニューアルしたユニフォームです。デザインを担当したのは、日本におけるスタイリストの第一人者である大久保篤志氏。同氏が手がけるブランド「The Stylist Japan」の製品のひとつとして生まれました。
コンセプトは、パリのカフェの「ギャルソンスタイル」。伝統的なフォーマル感と、清潔感の漂うグレーのベストに、同色ストライプのシャツとタブリエ(エプロン)の組み合わせ。生地は、ストレッチ性を有しながらシワになりにくく、型崩れしにくい素材を採用しています。吸汗性や速乾性、耐摩耗性も兼ね備えているうえ、従来の制服より軽量化されています。
「エプロン以外は自由」といったカフェも多いなか、ドトールはベストまでフルセットで制服としています。”おもてなしのプロ”としてのこだわりが表れていますね。
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https://www.doutor.co.jp/news/newsrelease/detail/20120413133839.html
スタッフ制服 事例:東京スカイツリー
2012年5月に開業した東京スカイツリーの制服です。デザインは、「min? perhonen(ミナ・ペルホネン)」のデザイナー、皆川明氏が担当しています。コンセプトは、「おもてなしの心を表すデザイン」「新しい日本のシンボルとしての先進性や未来感」「機能性の充実」。
誘導係(左から2人目)は、イエローとスカイブルーの三角形が印象的な幾何学模様のワンピース。衿元のスカーフがワンポイントになった可愛らしいデザインです。ショップスタッフ(右から2人目)は、商品の魅力を引き立てるために落ち着いたカラーを採用。「TOKYO SKYTREE」の文字がリズミカルに配置されています。インフォメーションスタッフ(いちばん右)はブルー系の色合いでまとめており、信頼感のあふれる落ち着いた印象ですね。
皆川氏は、「お客様が東京スカイツリーで楽しく過ごす。働く人が楽しく働く。そんな喜びが感じられる制服をつくりたいと思いました」とコメントしています。
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https://www.tokyo-skytree.jp/press/pdf/20111104_01.pdf
居酒屋制服 事例:塚田農場
総合居酒屋「北海道シントク町 塚田農場」が、ブランドリニューアルに伴って刷新した制服。老舗デニムブランド「Lee」とのコラボレーションから生まれた「デニムミニ浴衣」です。
「今までの塚田農場のブランドイメージを踏襲しつつ、訪れるお客様により”北海道”を感じてもらい、働くスタッフのモチベーションも上がるようなこだわりの制服を」という塚田農場の想いと、「働くシーンをよりオシャレに」というコンセプトでワークウェアを制作しているLeeの想いが合致して実現したコラボです。
北海道の農家の方々が着用している作業着から着想を得たとのこと。生地にデニムを採用することで、それまでの塚田農場のイメージを踏襲しつつも、より「北海道感」を追求。胸ポケットやヨークといったウエスタンシャツの要素を取り入れるなど、Leeらしいアイデンティティもミックスされた、非常に斬新な制服です。
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https://www.apcompany.jp/news/2014/12/lee.php
オフィス制服 ブランド
メディカルユニフォームブランド ミッシェルクラン
店舗制服デザイン提案について
今回は「店舗制服・スタッフユニフォーム 有名デザイナー」について書かせていただきました。
e-UNIFORMでは、事務服・飲食店ユニフォーム・作業着などのデザイン提案も行っています。ユニフォームリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。