「外見すら変えられない人間が、自分の中身など、到底変えられない」重みのある言葉ですね。これは、株式会社 生活創庫の元・代表取締役、堀之内 九一郎さんの名言です。
名言つながりでもう一つ。「帽子をきちんとかぶらず、靴の手入れが行き届いていないのは、ずぼらな思考の表れだ」――これは、マクドナルドの創業者、レイ・クロックが残した言葉です。また、『美味しんぼ』の海原雄山のモデルになったことでも有名な芸術家、北大路魯山人は、「身だしなみがきちんとできない人は料理もできない」と言ったとか。料理人だけでなく、飲食店で働く人なら考えさせられる言葉です。
今回は、飲食店が制服・ユニフォームを選ぶときに注意したい、たった一つのポイントについて。飲食店の経営者様・担当者様、ぜひご一読ください。
スタッフが制服を選ぶお店が増えている!?
サンドイッチチェーンの「サブウェイ」を展開する日本サブウェイが約15年ぶりに店舗制服を刷新することが話題になりました。同社は、デザインを公募して、全アルバイト店員の投票で店舗制服を決定したようです。このように、現場スタッフの意見を反映して制服を選ぶ飲食店が増えているのは最近の傾向かもしれませんね。店舗制服・スタッフユニフォームを選ぶ際、実際に着ることになるスタッフの意見を取り入れることは非常に重要ですが、失敗してしまうリスクがないわけではありません。
着る人の意見を聞くのは大切だけど・・・
私たちは、普段自分の服を選ぶとき、「好みに合っているか?」「似合うか?」「(自分が)カッコよく見えるか?きれいに見えるか?」といった視点で選ぶことがほとんどだと思います。ですが、私服を選ぶのと同じ感覚でスタッフ制服・飲食店ユニフォームを選んでしまうと、「私はこれが好き!」「こっちのほうが絶対おしゃれ!」というように、意見をまとめることすら難しくなってきます。仮に意見がまとまったとしても、結局、その制服は「着る側」の視点で選ばれたもの。もっとも重要な「お客様の視点」が欠落してしまうおそれがあるのです。
「らしさ」が伝わる飲食店制服・店舗ユニフォームを!
近年の飲食店は、料理の味はもちろん、メニューの見せ方やお店の雰囲気、スタッフの立ち居振る舞いなど、すべての要素が相まって「おいしい」という評価につながると言われています。この要素には、もちろんスタッフの服装も含まれます。飲食店の制服は、そのお店の「姿勢」を映す鏡。ユニフォームひとつで、お店の雰囲気もスタッフの印象も大きく変わってきます。だからこそ、飲食店ユニフォームには、店舗コンセプトを反映し、そのお店らしさが表現されたものをおすすめします。
飲食店ユニフォーム まとめ
経営者(着せる側)としては、コストに配慮して制服を選ぶ必要があるでしょう。また、従業員(着る側)の希望を無視して決めるわけにもいきません。ですが、もっとも大切なのは、「お客様(見る側)にどう映るか?」ということ。「お客様は何を求めて、この店に来るのか?」ということから逆算して、店舗制服・飲食店ユニフォームを選ぶことができれば理想的です。
着せる側だけの意見や、着る側だけの意見に偏ってしまうと、ユニフォームはただの仕事服になってしまいます。しかし、「見る側」「着せる側」「着る側」の視点をバランスよく取り入れることができれば、ユニフォームはあなたのお店のブランド価値を向上させるアイテムになってくれるはずです。
飲食店ユニフォーム提案について
ユニフォームのダイイチでは、飲食店ユニフォームのデザイン提案も行っています。飲食店ユニフォームリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。