日本人であれば、制服・ユニフォームを1回も着たことがない人は、ほとんどいないかと思います。学生時代の制服や部活動でのユニフォーム、アルバイトや就職先企業での制服など、私たち日本人にとって制服・ユニフォームはとても身近な存在だと言えます。
もちろん海外にも制服はありますが、これほど多くのシーンで制服を目にする国は、ほとんど見かけないでしょう。それだけ、日本人は制服が好きな国民だと言えるのかもしれませんね。
今回は、日本の制服文化は海外からどう見られているのか?また、なぜ日本に制服文化が根付いたのか?などを考えてみたいと思います。
「おもてなしウェア」として観光の目玉に!?
日本ならではの制服文化は、「没個性」「形式的」という見方をする人もいるようですが、おおむね好意的な意見が多くなっています。特に近年、日本人よりも日本の制服に注目しているのが外国人観光客。日本の「おもてなし文化」は海外からも高い評価を得ており、そのなかで「おもてなしウェア」は外国人観光客の目を楽しませるアイテムの一つになっています。
制服とは違いますが、「紋付袴に白無垢」という和婚スタイルも、わが国が誇る婚礼文化。外国人観光客が日本の神社を訪れたときに、偶然、結婚式を見かけるシーンも多いようで、「独特の趣があって美しい」「伝統を感じる結婚式で素晴らしい」といった感想も多く聞かれるようですね。
日本に制服文化が根付いた理由
どこに行っても制服を着た人を見かける日本。そもそもなぜ、制服文化が根付いたのでしょうか。大きく3つのポイントがあると考えられます。
従来からの道徳教育
「服装の乱れは心の乱れ」――多くの日本人はこう教えられてきたと思います。身だしなみの重要性は、様々な組織に制服・ユニフォームが根付く理由の一つになっているはずです。取引先の担当者から、「御社の●●さんの格好、何とかならないですか?」なんて言われたことはありませんか。日本企業では、身だしなみが原因でクレームになるケースも多いため、社員・スタッフの身だしなみを徹底するために制服・ユニフォームを導入する企業もあるようです。
仲間意識を大切にする
私たち日本人は、組織における仲間意識を大切にする国民です。組織・団体のメンバー感に仲間意識を芽生えさせるうえで、同じ制服・ユニフォームを着るのは非常に有効な方法。学校生活はもちろん、社会に出た後も制服・ユニフォームが身近にあるのは、仲間意識が育まれることによって組織力が向上することを知っているからなのかもしれません。
「目立ちすぎても困る」という心理
日本人でも個性を追求する人はいますが、既存の概念を無視して、一人だけ飛び抜けた表現をする人は多くはありません。そういう意味で、私たち日本人は「注目されたいけど、目立ちすぎても困る」という相反する心理を持っており、決められた枠のなかでオシャレを楽しむことに長けています。このような国民性も、制服文化の土壌になっているのかもしれませんね。
おもてなし制服 まとめ
2020年の東京オリンピックを控えた今、外国人観光客のさらなる増加が見込まれています。海外からお客様を迎え入れるホテルや百貨店では制服の刷新が相次いでいますが、今後はどんな企業においても「もてなす制服・ユニフォーム」が大きなメリットをもたらしてくれそうです。企業・店舗が、制服・ユニフォームを見直す絶好のタイミングは、まさに今だと言えるでしょう。
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