病院ユニフォーム・ナース服の昔と今、ケーシー白衣が人気の秘密

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「白衣・ナース服の移り変わり」でご説明したとおり、病院ユニフォームは様々な変遷を経て現在に至っています。そんななかで、ひとつの大きなブームをつくり、今なお根強い人気を誇る白衣が「ケーシー白衣」です。単純に「ケーシー」と呼ばれることのほうが多いですね。

一般的に「白衣」と呼ばれるものは、いわゆる「ドクターコート」や「ワンピース型のナース服」のように丈の長いタイプが主流ですが、ケーシー白衣はスタンドカラーの横開きタイプの上着です。

余談になりますが、ケーシー白衣は、理容師の作業服が発祥であると言われています。実際に、床屋さんで白衣を着た理容師さんを見かけたことがあるでしょう。ケーシーという名前は、1960年代にアメリカで流行したTVドラマ『ベン・ケーシー』の主人公であるドクター「ベン・ケーシー」が着ていたことに由来します。

ケーシー白衣のここがいい！

ケーシー白衣は、医師・歯科医師、看護師・歯科衛生士、臨床工学技士、作業療法士、理学療法士などの医療従事者を中心に着用されています。彼ら・彼女らはなぜ、ケーシー白衣を選ぶのでしょうか？　ケーシー白衣の3つのメリットをご紹介しましょう。

ケーシー白衣メリット01　動きやすい！

ドクターコートに比べると、ケーシー白衣の動きやすさは抜群です。ドクターコートは丈が長いため裾が邪魔になることがありますが、ケーシーならその心配もありません。

ケーシー白衣メリット02　シンプルなデザイン！

ケーシー白衣は丈が短いセパレートタイプで、シンプルなデザインが特徴です。白が主流ですが、水色やピンクなど、カラーバリエーションも豊富。パンツとのカラーコーディネートを楽しむ人も多くいます。また、スタンダードなケーシーには、片側の肩にボタンが付いています。本来、着脱するためのボタンですが、ファッションとしてもおしゃれなワンポイントになってくれます。その他、フロントファスナーのケーシーも人気です。

ケーシー白衣メリット03　夏場でも涼しい！

ケーシー白衣は夏場でも快適です。一般的にドクターの中では、「ケーシー派」「ドクターコート派」「スクラブ派」が分かれる傾向にあるようですが、「夏場はケーシー白衣で冬場はドクターコート」というように季節で使い分ける人もいます。寒い冬場は、ケーシー白衣の上にドクターコートやカーディガンを羽織るスタイルもよく見かけます。

ケーシー白衣メンズ

おしゃれなケーシー白衣を制服にしませんか？

TVドラマ『ベン・ケーシー』の主人公は脳外科医ということですが、今、ケーシー白衣は病院だけでなく、整体などのリラクゼーションサロンでも制服として導入するお店が増えています。ケーシー白衣の特徴である丸首は、着る人を凛々しくスマートに見せてくれます。さりげないおしゃれを演出してくれるケーシーは、医療系・サロン系のあらゆる現場におすすめできるメディカルユニフォームだと言えるでしょう。

ケーシー白衣レディース

ケーシー白衣とは

ケーシー白衣は、医療従事者が着用する特定のスタイルの白衣です。特徴としては、タートルネックのような首元と短めの丈、半袖のデザインがあります。1960年代に放送されたアメリカのドラマ「ベン・ケーシー」の主人公が着用していた白衣から名付けられ、そのデザインが医療現場で広く採用されるようになりました。

ケーシー白衣は、動きやすさを重視したデザインであり、医師や歯科医、作業療法士など幅広い医療従事者に着用されています。フォーマルな印象を与えつつも、スクラブほどカジュアルにならないため、様々な医療シーンで活躍するウェアとして信頼されています。

看護師の制服は、医療現場での専門性と患者さんへの信頼感を表現するために重要な役割を果たしています。清潔感を保ち、患者さんに安心感を与えるために、多くの医療機関では白を基調としたデザインが採用されています。しかし、近年では機能性や動きやすさを重視したデザインや、患者さんに親しみやすいカラーバリエーションが豊富なケーシー白衣やスクラブも増えています。

看護師の制服の主な種類）
ワンピースタイプ
伝統的なスタイルで、女性らしい印象を与えます。美容クリニックやエステサロンなどで好まれることが多いです。

ツーピースタイプ
上下が分かれたパンツスタイルの制服で、動きやすさと機能性を兼ね備えています。

スクラブ
手術着としても使用される丈夫な素材で作られ、実用性の高いデザインが特徴です。カジュアルな雰囲気で、医療現場で広く採用されています。

ケーシー白衣
立ち襟がついており、肩でボタンを留めるタイプの制服です。シンプルできちんとした印象を与え、看護師以外にも医師やリハビリスタッフに人気があります。

看護師の制服の色選択については、白が最も一般的で清潔感がありますが、ピンクや水色、ネイビーなどの色も人気があり、患者さんの緊張を和らげる効果が期待されています。